『眠れないほど面白い『古事記』』を読みました

古事記読書感想文

神々が国を作りつつやりたい放題する話

古事記

タイトル:眠れないほど面白い古事記

作者:由良弥生(ゆらやよい)

出版社:三笠書房(王様文庫)

価格:600円(税別)

ページ数:358ページ

発行日:2013年2月15日(初版2013年1月20日)

この本のあらすじ

世は平成から令和へ。その令和の出典となった「万葉集」という日本最古の和歌集が話題となっておりますが、今回は「古事記」です。

上•中•下巻に分かれており、上巻は日本神話、中•下巻は歴代天皇の話となっています。

神々が誕生し、その中のイザナキ、イザナミが国を生み神々を生み、その神々が国を治めていく話なのですが、読み物として面白いのはハチャメチャな内容の上巻です。

どんどん時代が進んで代替わりしていき、登場人物が誰だかわからなくなりますが、忘れてしまっても物語は把握できます。

古事記をまとめた本は他にも読みましたが、この本は分かりやすく読み物としての面白さを考えてかかれていると思います。

少し気になるのが、「〇〇だったことだろう」「〇〇かもしれない」といった表現が多いことです。

作者がわかりやすく心情を追加したのかなと思ったのですが、これで現実に戻るというか話に入り込めなかったです。

イザナキとイザナミ

天上界に現れた神々のうち、国や神を作るのがイザナキとイザナミです。

それは大変ありがたいことなのですが、どうにもその他のひどい行いに目がいってしまいます。

  • 最初に生まれた子がヒルのような子だから葦の舟で海に流した。
  • 出産が原因でイザナミが亡くなった恨みで我が子(火の神)の首をイザナキが切り落とす。
  • イザナキは亡くなったイザナミを黄泉の国へ迎えにいくが、見るなと言われた約束を破りイザナミの腐って醜い姿を見て逃げ出す。
  • 挙句「夫婦の契りを解く」宣言。
  • 怒ったイザナミが「国の人々を一日千人絞め殺す」宣言→イザナキが「じゃあ一日千五百人産ませる産屋を建てよう」と宣言返し。

古事記こんな感じです。他の神々も大体ひどいことします。

国取り合戦

途中からは戦国時代さながらの国取り合戦がメインです。

あそこの土地の者が従わないから武力で制圧しようとか、異母兄弟を継承争いで消してしまうとか、きれいな乙女をものにするとか。

似たような話が続くのでそれが少々しんどかったです。

しかし神々や天皇はきれいな乙女が好きですね。まぁ誰でも好きか。

一方ブスには容赦なく冷たいです。美人にはすぐ声をかけまぐわいますが、ブスは美人の姉妹と一緒に召し出されても速攻実家に帰してしまいます。こんな辱めはない。

最後に

他の古事記の本より読みやすかったです。話にあまり関係ない部分を削除しているのでそれも良かったかも。

神々の名前について意味を説明しているものもあり、そんな意味だったのかと楽しめました。

とっつきにくい古典を分かりやすく表現し、面白くまとめられている本でした。

こんにちわ令和。

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